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トップ>神からギフトをもらう方法5
僕は一人旅をしてどんどん成長した。僕が成長できた部分を紹介しよう。
それは僕が初めてバックパッカーとして旅に出た時の話。初陣(ういじん)は韓国だった。
あ!!
その前にあなたにちょっと質問。
あなたは道に迷った時に、人に道を尋ねるかい?
「すいません。○○に行きたいのですけど、どっちに行ったらいいですか?」と尋ねるかな?
僕は子供の頃、引っ込み思案で、授業中に手を上げて発表することは出来なかった。そんな僕だから、もちろん人に尋ねる事もやりたくない行動の一つだ。
男性は人に道を尋ねたがらない人が多いというが、あなたはどうかな?
しかし、海外に出たらそうも言っていられなかった。必要に迫られて、必ず尋ねなければならない。ツアーで来ていて誰かが案内してくれればいいけど、一人旅なら尋ねないと日本に帰ることさえ出来なかった。
その時僕は、ビルの林の中で迷っていた。ソウルタワーに行きたいのだが、まわりは高いビルばかり。1時間程歩き回っただろうか、もうさんざん探し回ってクタクタだった。
辺りは暗くなってきたし、時間も惜しい。相手は韓国人だが、尋ねるしかない。しかし僕は韓国語なんて全く話せないよ。(アニョハセヨーくらい) しかも英語も全然ダメ。でも、とにかく尋ねてみよう。
韓国人は半日教育を受けているって言うし、冷たくあしらわれるのではないかなぁ。内心びくびくしていた。
僕「 げ!! 」
前から凄く綺麗な女性が歩いてきた。スラリとして、背か高く、辺りは暗くなっていたので、肌がとても白く見えた。韓国ドラマに出てくる女優さんのような美人だ。
僕「 どうしよう・・・ 」
普段はこんな美人には近寄りがたくて話しかけないよ。でも、辺りに全く人がいなくて、この人しかい。
僕「 アニョハセヨー 」(韓国語でこんにちは)
僕は地図を見せて「I want go 」地図を指を刺す。驚くことに、上手な英語で親切に教えてくれた。英語なので言っている意味は分からなかったが、指を刺している方向で何となく分かった。
美女は別れ際に
「 Have a good time ♪ 」(楽しんできてね!と言う意味だろう)
と手をパフパフさせながら声をかけてくれた。
うぉ〜〜〜! 何てフレンドリーなんだ。 韓国バンザイ!
それ以降、分からないことはどんどん尋ねた。20人くらいの韓国人に尋ねたと思う。みんな親切に教えてくれるので、尋ねるのが楽しくなってきた♪そして尋ねることで、どんどん進めた。
地下鉄の切符の買い方が分からずに困った。近くにいた若い警備員さんに切符の買い方を尋ねてみる。警備員さんは自ら機械を操作して買ってくれ、小さな切符を『 両 手 で 』持って渡してくれたのだ。
うぉ〜! 感激! 韓国バンザイ!
20人くらい尋ねた中で、1人だけ無視して立ち去った男性がいた、無視されたのはその人だけだった。
それは人生においても同じだった。僕は旅から帰ってからも、質問するようにした。この頼みは聞いてもらえるだろうか?分からないがどうすれば良いのだろうか?
あなたは相手には尋ねずらくて、やきもきしていないかい?僕は、相手が自分で想像していた答えとは違うことがよくあるんだ。それにちょっとした誤解も多いんだ。
『聞き辛いなぁ』と思っていたことでも、思い切って尋ねてみると、 「なんだ、早く言えばいいのに。」と相手に言ってもらったこともある。
僕はライバル会社にメールで「うちの売り上げが落ちてるんですけど、おたくはどうですか? 何かアドバイスを貰えませんか?」とお願いしたこともある。「もちろんお返事を頂いてアドバイスまで貰った。」普通では考えられないけどね。
例えば、あなたが男性で、気になる女の子がいるとする。あなたは恥ずかしがり屋で、彼女を遠目に見ることしか出来ない。話かけることもできず、彼氏がいるのか聞き出せない。もうそんな状態が何ヶ月も続いている。
それって時間の無駄じゃないか?それも青春の1ページと言えばそれもいいような気もするけど・・・
「彼がいますよ。」と言われればその時はショックかもしれないが、次にいける。
「彼はいません。」と言われればチャンスはますます広がるのだ。
どちらにしても、次の人生が待っている。ちょっと尋ねるだけで、人生の道が開けるのだ。
僕は韓国から帰ってからは、分からないことは、必ず人に尋ねることにしている。僕の哲学は尋ねた者勝ち!だ。中には親切に教えて貰えないこともある。しかし、めげない。
例えば、あなたは人に疑問を尋ねてみた
あなた「○○○ってどうしたらいいと思いますか?」
相手「オレも分からないな」
と言われ残念ながら相手も分からなかった。
でも、質問した直後に自分でひらめくことってないかい?僕は相手に尋ねたとたんに疑問が解決したり、アイデアがひらめくことがよくあるんだ。
尋ねる・質問するというアクションは問題を解決するにはとても良い方法だ。
人生長いのだ。尋ねない人生と、尋ねる人生はどちらが良いだろうか? どちらが自分を幸せにするだろうか?
あなたも分からないことはどんどん尋ねてみてはどうだろう。(もちろん場の空気を読んで) 尋ねるにはちょっとした勇気が必要だが、その勇気の見返りは大きい。
ちょっと尋ねることで、人生はどんどん進めるし、良い方向へ大きく変わることもあるだろう。
僕は何度も旅をすることで、嫌いな人を認め、尊敬出来るようになった。
僕の身近に大嫌いな人がいた。ここではCさんと呼ぶことにしよう。Cさんは食生活が乱れていて、肉ばっかり食べるし、炭酸飲料や濃いコーヒーをどんどん飲むし、自分の身体をちっとも大切にしない。
それにマナーもなっていない。トイレの使い方も汚いし、トイレに行っても手も洗わない。
僕はCさんを見る度に「嫌だな〜」と思っていた。正直言うと「早く死ねばいいのに」と思っていたんだ。
それが、何度も旅をするうちに、気持ちが変わってきた。
人間てさ、同じ境遇の人って二人といないんだよね。
まずDNAが違う。DNAは人間の設計図だ。そもそも設計図が違うんだから能力や考え、感じ方が違って当たりまえなんだよね。
Cさんは野菜が嫌いであまり食べないけど、その人が野菜を食べて感じる味と、僕が野菜を食べて感じる味は違っているのかもしれない。物凄く不味く感じているのかもしれない。
そして育った環境も違う。生まれ育った国、親兄弟、友人、それぞれがその人を形作る要因となっている。
これだけ違うんだから、どんな人も比較は出来ない。
例えば、アフリカの貧乏な国に生まれた子がいる。A君としよう。舗装された道路はなく、近くに病院も学校もない。警察もいない。水道さえもない。
反対に、カナダの政治家の家に生まれた子がいる。B君としよう。お金持ちで、高級住宅街に住み、容姿端麗、大きくなって海外に留学することになる。
ちょっと極端な例だけど、人間としてA君とB君のどっちが立派だとか、偉いとか、比較出来ると思うかい?
人はどんな人でも、自分の人生を頑張って生きていると思うようになったんだ。
ニートの人でも、日々自分自身と葛藤しながら生きていると思う。心から好きで納得してニートしている人はいないよね。
寝たきりのお年寄りだって頑張って生きていると思う。寝たきりで生きなければならないなんて、大変だよね。
Cさんだって一生懸命に生きているんだって気付いたんだ。Cさんには僕とは異なる考えや価値観が存在し、違う世界を生きているように感じるんだ。最近はCさんのことを偉いと感じるようにさえなった。
僕がCさんの立場だったら、Cさんのように立派??には生きられないかもしれない。
旅をする以前の僕は、自分のことをCさんより立派(良い人間)だと思っていたけど、神様が評価したら『Cさんの方がずっと偉いぞ!』とおっしゃるかもしれない。(笑)
と、そんなふうに考えるようになった。Cさんを認め尊敬できるようになってきたんだ。
その人にはその人の人生があり、学びがある。自分の生き方と違っていてもちっとも気にならなくなった。
みんな僕とは異なる生き方で何かを学んでいるんだ。
君は憶えているかい?中学校でミジンコやミドリムシって勉強したよね。僕も顕微鏡で見たのを憶えている。
あんなに小さな生き物が存在するなんて、まるで別世界の話のようだよね。目に見えない微生物、バクテリア、細菌、小さな生き物達が存在している。
僕が旅をして感じたのは、
僕が存在する為に、目に見えないたくさんの生命が活躍してくれている。
例えば、僕のうちでは家庭菜園で野菜を育てているんだけど、生ゴミを畑に埋めると野菜がとても良く育つんだ。生ゴミを微生物が分解して栄養分にしてくれる。野菜がその栄養分を吸収して育つ。僕はその野菜を美味しく食べて生きている。
写真はうちで採れたゴーヤ。形は悪いけど、無農薬。化学肥料も使っていない立派なゴーヤなのだ。
どんなに小さな命でも、どんなに短い命でも、役割がある。そして、命と命は繋がっているんだ。
あなたはインターネットをするよね。ネットは膨大な人と人をつなげている。でも、もっと凄いのは、地球に住む生命と生命のつながり。インターネットとは比べ物にならないほど広大な命と命のつながりがあるんだ。
人は同じ価値観を持つ人と一緒にいる方が、心地よいと思う。心地よいというより、楽なんだよね。例えば、お金の使い方だって、自分の価値観と似た人と一緒に遊びに行った方が楽だし、仕事だって、自分と同じくらいの能力の人とした方が気持ち的に楽。
僕がそうだった。自分より優れた人の近くに行くと、気疲れしてしまったり、相手の欠点ばかりが見えてしまって楽しくなかった。でも、それでは周りは自分と似た人達ばかりになってしまい、自分の成長につながらない。
でも、旅を続けて行くうちに気持ちが変わってきた。優れた人に会ってみたくなったんだ。
有能な経営者、何かで一流の人、もちろんテレビを点ければ見ることも出来るけど、実際に会いたくなるんだ。
僕は講演会やセミナーなどに出かけるようになった。
僕は、ミクシー、ツイッター、など新しいものが出てきても、すぐに行動するタイプではなかった。
「どうせ無駄じゃないか?それが浸透して、みんなの評判を聞いてからでいいよ」って。
でも旅をするようになって、180度考えが変わった!まだ誰もしたことがない事を、誰よりも早くやってみたくなった。誰かの後を追うのはもうコリゴリだ。みんなが僕の後を着いて来い!今の僕はそんな気持ちだ。
僕は新しいことにどんどんチャレンジするようになった。
それに僕はこう感じている。
僕の課題は、目には見えないものを見ること、感じ取ること。
例えば、車の排気ガスって体に悪いよね。でも目に見えない。
僕が車を運転していると、道路脇をジョギングしている人がいる。一見健康的に見えるけど、実は目には見えない排気ガスでいっぱいなんだ。スー ハー スー ハー彼らはそんな空気を肺にめいっぱい取り込んで走っているんだ。排気ガスは目には見えないので彼らは分からないんだ。
他には、体の中も見えないよね。肌は外から見えるけど、脳や内臓、筋肉、骨、は見えない。今自分の体の中がどのような状態にあるのか、感じ取れればと思う。
見えないことって、大切なことが多いと思う。人の心もそうだよね。
僕は、こんなに大それたことを書いるけど、実はとても気を使う人間なんだ。気の使い過ぎで、これまでの僕は自分という人間がどんな人間なのか分からなくなっているほど。
自分はどのように生きたいのか、何を話したいのか、自分が出せていなかったと思う。心でまず相手のことを考えて文章を書き、話をし、行動してきたように思う。本当の僕はどうしたいのだろう?
その判断が本当に自分の判断なのか分からないのなら、僕は自分に尋ねることにしている。「本当の僕はどうしたいのだろう?」って。
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