プロポリスはミツバチの巣から採集したニワカ状の物質で、ミツバチが唾液と新芽・樹液・樹脂・花粉などを混ぜ合せて作ったものです。植物性フラボノイド、各種ビタミン(ビタミンC以外)、ミネラル、アミノ酸(18種)などが豊富に含まれています。
1. 巣に塗付けて、隙間を埋めたり巣を固定するパテのような役割。
2. 巣の入口や壁に塗付けて、バクテリアやウイルスから巣を守る。
3. 巣の中に侵入してきた敵を針で刺し、死んだ敵の腐敗を防ぐ為に塗付けてミイラにする。
一つの巣には何千匹ものミツバチがひしめき合って暮らしています。巣の内部は約34℃で一定に保たれていますから、細菌やバクテリアが繁殖し易い条件下にあります。
そんな密集した巣の中で、もし細菌やバクテリアが繁殖すれば、巣はすぐに全滅してしまいます。
そこでミツバチ達はプロポリスを作り出しました。自分たちの巣を細菌やバクテリアから守る為にプロポリスを必要としたのです。
それでは、プロポリスにはどんな成分が含まれているのでしょうか?
ミツハチの巣から直接とれるプロポリスは「原塊(げんかい)」と呼ばれる、褐色の飴のような物質です。
プロポリスの成分には、ビタミン、ミネラル、アミノ酸、脂肪、フラボノイドなど多種多様の成分が含まれており、その数は少なくとも300種以上といわれています。
そして現在特に注目されているのが、ハチが合成した「植物性フラボノイド」・「アルテピリンC」です。
代表的なもので、ケルセチン、カフェイン酸フェネチルエステル、クロレダン系ジテルペン、アルテピリンCなどが明らかになっています。
「プロポリス」は種々のアミノ酸・ミネラル・酵素・ビタミン類を はじめ、種々のフラボノイドを含んだ健康食品です。
- ヤニ類、樹脂 ・・・・50〜55%
- 蜜蝋 ・・・・約30%
- 精油などの油性成分 ・・・・8〜10%
- 花粉などのエステル類 ・・・・5〜10%
- 有機物やミネラル物質 ・・・・5%
アミノ酸 |
リジン・ヒスチジン・フェニールアラニン・ロイシンイソロイシン・
メチオニン・バリン・スレオニン・トリプトファン(以上必須アミノ酸) |
ビタミン |
ビタミンA・B1・B2・B6・E・葉酸 |
ミネラル |
カルシウム・鉄・銅・亜鉛・マンガン・マグネシウム・コバルトなど |
フラボノイド |
グリシン・テクトクリシン・ケルセチン・アカセチン・イサルピニンなど
(以上フラボン類) ビノストロビン・ピノセンプリン・サクラネチン・
イソサクラネチンなど(以上フラバノン類) |
有機酸 |
カフェイン酸・オレイン酸・安息香酸・コハク酸・
リンゴ酸・フマール酸など |
アルコール類 |
シンナミルアルコール・クマリルアルコール・テトラコサノールなど |
芳香性アルデヒド |
バニリン・イソバニリンなど |
フェノール類 |
オイゲノールなど |
まだ検出されていない微量成分や、分析できないものまで含めれば、もっと多くのものが含まれている可能性があります。 |